クローズアップ現代「から揚げ店“急増”の秘密 ～令和の食と幸福論～」を視聴しました。
このブログ、いちおう投資のジャンルに分類されると思うんですけど、その割にあまり投資とは関係の無い、NHKの一番組「クローズアップ現代」の話題が多くなりがちです。すみません。仕事が終わってテレビをつけると、ちょうどクロ現が始まっている時間帯で、そのまま見てしまうことが多いのです。
今回は最近日本でから揚げ点が急増している状況を取り上げていました。最初は「なるほど、ここから普通の会社員がそうせざるを得なくなった令和の世相に切り込むのか」と思って見ていました。しかし、最近のから揚げは美味しいということで料理研究家がスタジオでから揚げを揚げたり、レシピを詳しく紹介したり、ゲストが出来上がったから揚げを食べて「家庭というより市販のモノと言って通じる」と食レポみたいなことを言ったり、ちょっと予想外の内容でした。クロ現でもこういう回があるんですね。
ところで、これを見ながら思い出したんですけど、少し前に「韓国では厳しい雇用環境からチキン屋を始める人が異様に多い」という話題がありました。ワイドショーやネットでも良く取り上げられていたと思います。その際に「高校卒業からどのような進路を経ても最後はチキン屋になるか餓死するしかない」といった割と極端なフローチャートが紹介されて、一部ネタ扱いというか、嘲笑するような雰囲気さえありました。
そして今度は日本でから揚げ店が急増しています。これは、日本も韓国のように余裕が無い社会になってしまったことの表れでは無いでしょうか。もちろん、両国は文化も違えば、それぞれ特有の背景や事情もあるでしょうし、一概には言えません。しかし、よりによってほぼ同じような業態の起業が増えており、どうしても韓国を後追いしているように見えてしまいます。
日本は残念なことに30年間も経済が成長していません。世界の中で日本だけが止まっているうちに、以前は発展途上国と見なしていたアジア諸国に追い付かれ、今後は追い抜かれるフェーズに入ってしまったのかもしれません。
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