地球PF運用ブログ

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外資系企業の厳しさ

先日、取引先の外資系企業の担当者が突然解雇されました。この担当者はアジア部門の責任者みたいな位置付けだった人で、私たちにとって唯一の窓口となる外国人の方でした。それだけに、私たちのチーム内にもちょっとした衝撃が走りました。これから先方の新しい担当者と、また一から関係を構築していかなければなりません。

元担当者とは、ほんの数週間前に「これから私たちのビジネスをこう展開していこう」といった話をしていました。それが突然の解雇です。しかも本人は解雇の連絡を受けた時、バカンスの真っ最中で欧州に旅行していたそうです。彼女は旅行中に解雇通知を受けて、一体どんな気分だったのでしょう。

確かに「外資系企業はクビになりやすい」と言われます。それにしても突然過ぎます。日本企業ではちょっと考えられないスピード感ではないでしょうか。同僚と「やっぱ外資は怖いですね」としみじみと話しました。

私が所属している会社は、「ザ・ジャパン」と言えそうなくらい日本的な日本企業です。かつて、昭和恐慌を「1人も解雇せずに」乗り切った、という逸話があります。この武勇伝、新人研修中に何度も聞かされました。ところが、今は大量リストラしまくる企業に変貌しています。あの研修は何だったんだろう。

話が逸れました。昨年くらいに、元同僚が上記とは別の外資系企業に転職しました。これまた世界的な企業で、給料は格段に上がったそうです。しかし、たった数か月でクビになってしまいました。本人も想定外だったことでしょう。

また、だいぶ前にグループ会社の1つが解散となり、そこの社員の多くが有名な外資系IT企業に引き取られました。その企業では、成績下位10%ほどの社員は容赦なく解雇されます。この種の外資系企業は、採用も大量だけど解雇も大量、といった感じですね。元グループ会社の社員も大変な思いをしているそうです。

もちろん全ての外資系企業が厳しいわけではないでしょう。しかし私が見聞きする範囲の外資系企業はどこも、今の勤務先とは比べ物にならないほど厳しいです。私はよく「仕事つらい」「FIREしたい」「早く週休3日制にしろ」等々、半分冗談で愚痴っています。しかし上記のような外資系企業の惨状に触れて、いかに自分が「ぬるい」環境にいるのか思い知りました。

 

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