地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

実質賃金0.9%減

昨年の実質賃金が前年比で0.9%下回り、2年ぶりの減少となりました。現金給与の総額は前年比で2.1%上回り、実に31年の伸び幅となっています。既にコロナ前の水準に戻っているそうです。それでも、物価変動が反映された実質賃金の方はマイナスです。

私たちにとって重要なのは、もちろん実質賃金の方です。これがマイナスということは、賃金の伸びが物価上昇に追い付いていません。普通の会社員からすれば、毎日一生懸命働いて、給料は増えているはずなのに、なぜか生活がどんどん苦しくなっていく、という辛い状況です。

通常であれば、経済は緩やかなインフレを伴って成長します。そして賃金は、そのインフレ率に連動して上昇していきます。その意味で、毎月給料を得る会社員は「インフレ連動債」を保有しているなものです。しかし現在、そのインフレ連動債モドキは有効に機能していません。

最近、一部企業が賃上げした、というニュースをよく目にします。今後、一部企業だけでなく全体として賃金が上がり、それが物価上昇率を追い越して、実質賃金がプラスになるのかどうか、気になるところです。実質賃金のプラス転換に向けて、個人で出来ることなど限られています。

それはそれとして、このような状況下で資産を防衛するために積極的に出来る事と言えば、やはり投資だろうと思います。一般にインフレに負けない投資先は、株式や不動産等の実物資産となります。私の場合は、インフレかデフレかに関係なく、地球PFを構築して保有しています。地球PFを通じて地球株や地球不動産に投資しているため、結果的にインフレ対策になっています。

日本は長らくデフレだったので、資産の王様といえば「現金」でした。また、その現金を定期的かつ安定して得られる会社員(特に正社員)も比較的恵まれていました。しかし、今はインフレで現金の価値が目減りしていく時代です。更に会社員の実質賃金も減少傾向です。ここへ来て投資の重要性、私にとっては地球PFの重要性が一段と増してきたと思っています。

 

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