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ハロウィン

今日はハロウィンですね。直前の休日には、渋谷が仮装した人たちであふれ返っていたとのこと。特に若者は、これまでのコロナ自粛で鬱憤が溜まっていたのが爆発しているのかもしれません。本番の今日は平日ですけど、やはり同じような感じの混雑になっているのでしょうか。

さて、社畜の私はハロウィンと一切関係なく、いつも通り仕事漬けの一日でした。特に今日は月末でクソ忙しく、ハッピーハロウィンどころの騒ぎではありません。先日、「あ、スマホGoogle検索画面のロゴがカボチャになってる」と気が付きました。今年ハロウィンを実感した出来事は、後にも先にもこれだけです。

会社員には自由が無いなと実感します。ハロウィンに限らず、どんなイベントが開催されていようが平日は仕事ですからね。

2011年、東日本大震災福島第一原発が事故を起こしました。事故レベル(国際原子力事象評価尺度)はチェルノブイリ原発事故と並ぶ最高値。当時は大気中に放出された放射性物質がどう動いて行くのかよく分からず、東京在住の私でも怖かったものです。

その当時でも毎日普通に出社して仕事をしていました。社内で飛び交う会話は「あの資料どうなった?」みたいな感じで、普通の日と全く同じでした。一方、一部の取引先は社員を休ませるか自宅待機させる、といった措置を取っていました。そのため、取引先担当者と連絡がつかず、こちらの仕事が滞ることもありました。同僚は「えー、休みって。困ったな」と言っていました。

昼休みに馴染みの中華料理店へ行くと、店は無期限休業になっていました。中国人の店主たちが放射能を恐れて帰国してしまったのです。同僚は「えー、休みって。中華食べたかったのに。困ったな」と言っていました。

いや、ちょっと待てと。私だって放射能が恐いし、本当は休みたかったわけです。たとえ休めなくても、せめて出社(外出)はしたくなかったです。当時の状況では、中華料理店の人たちや一部取引先の判断の方がずっと正常だったと思います。私はつくづく思ったものです。「困っているのは、こんな時でも何故か平常運転の変な会社に居る私だよ」と。

話がハロウィンから原発に逸れてしまいました。要するに、楽しいお祭りがあっても深刻な事故が起きても、私のような会社員は会社を休めないということです。当時は同僚と「うちの会社、日本で核戦争が起きても普通に仕事してそうだよな」などと冗談を言い合って笑いました。しかし笑い事ではありません。

とにかく会社員は不自由だなと、ハロウィン当日にあらためて思いました。もっとも、私は会社を辞めたとしてもハロウィンに参加することはないでしょう。それほどお祭りが好きでも無いし、何より人混みが苦手です。「じゃあ会社員のままで良いじゃん」と言われそうですが、「参加しない」と「参加できない」は全く違います。実際の参加・不参加は問題ではなく、「それを選べる自由があるか」が重要なのだと思います。

 

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