地球PF運用ブログ

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食事サブスクの違和感

独身の同僚が「食事サブスク」を利用しています。食事サブスクとは、食事の定期配送サービスです。豊富なメニューから健康的な食事が、指定の配送食数、配送間隔で自宅に届きます。同僚が利用しているサービスの料金は、一食あたり500~600円程とのことでした。

この同僚、最近大阪から東京に転勤してきました。仕事の内容が変わり、それなりに忙しいため、調理の手間や時間を省くべく同サービスを利用し始めたそうです。一人暮らしで忙しい人にはピッタリのサービスかもしれません。私も話を聞いて、なかなか良いなと思いました。そういえば、うちのポストに同種のサービスのチラシがよく投函されています。毎回気にせずに捨てていましたが、今度ちゃんと見てみようかな。

同僚は食事サブスクに大変満足しています。特に栄養面の配慮がなされている、という点を気に入ってました。私も一人暮らしですが、どうしても偏食しがちになり、野菜不足も著しいです。食事サブスクを利用すれば、確かにこれらの問題が解消します。その観点からも魅力的なサービスです。

一方で、仕事が忙しいから食事サブスクを利用する、という状況に少々違和感を覚えました。私たちは生きるために働いているのでしょうか、それとも働くために生きているのでしょうか。当然、生きるために働いています。あくまで「生きる」が主であって、「働く」は従のはずです。そして、生きることは食べることでもあります。しかし同僚の話を聞くと、この主従がどうも逆転しているように感じてしまいます。仕事が忙しいから、食事サブスクを使って食事の手間を省く。これでは、まるで働くために生きているようなものです。

大変失礼な表現になりますが、高い稼働率を維持するために効率的に燃料を注がれる機械のような印象を受けてしまいました。もちろん、同僚はそのようなことを意識していないでしょう。また、食事サブスクは忙しい現代人のニーズを満たす、良いサービスだと思います。私も魅力を感じました。一方で、こうしたサービスが必要になるほど仕事が忙しい、という状況自体が少々おかしくないでしょうか。私は働くために生きるのではなく、生きるために働く人間でありたいと思います。

 

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