インドの人口が中国を超えて世界一となりました。世界人口白書2023によると、インドの人口は14億2860万人強、中国の人口は14億2570万人との推計です。若干ですが、インド人の方が多くなりました。ただし、中国の人口には香港やマカオなどが含まれていません。
以前、人口に関する記事で「現在世界一の人口を誇る中国ですが、その座は今年中にもインドに奪われそうな見通し」と書いていました。早くも実現してしまいました。
インドでは、人口の約半分が30歳未満と若いです。既にアジアで第3位の経済大国ですが、更に人口ボーナスが期待できるため、今後数年で経済が急成長すると見込まれています。少子高齢化に喘ぐ日本とは真逆です。羨ましいですね。最近はtwitter上でもインド株への言及が目立ちます。
私は特にインド株だけを買うことはないです。インド株は既に地球株に含まれています。今後インド株が上がれば、地球株の中でインドの割合が増えるだけです。なお、これは債券についても同様で、インド債券は地球債に既に含まれています。
上記の記事でも触れていますが、地球PFにとってはどの国が世界一になろうがそれほど関係ありません。地球全体で人口が増えて経済が成長すれば、それに比例して地球PFも成長するものと期待できます。ただし、人口と経済成長が本当に比例するのか意見が分かれるところです。まあ人口が増えれば需要も供給も増えるはずのなので、長い目で見れば概ねGDPと比例しそうな気がします。GDPと株価がどこまで相関するのかも議論の余地がありますが、これもまあ長い目で見れば概ね相関するのではないでしょうか。
昨今、米中が様々な分野でバチバチ衝突しています。経済面においては、近いうちに中国のGDPが米国を追い越して首位に立つかも、などと言われています。しかし人口動態を見ると、すぐにインドが猛追して首位争いに躍り出てくるかもしれません。日本はおそらくGDP世界第3位の座を死守できず、残念ながら後塵を拝するような気がします。
色々気になるところですが、地球PFのホルダーとして特定の国に肩入れしないように気を付けたいと思います。
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