地球PF運用ブログ

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アクティブFIREとパッシブFIRE

今日は「敬老の日」で、月曜日にもかかわらず休日です。嬉しい。早くFIREして、祝日も平日も関係なく永遠に休みたいものです。

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略語で、経済的自立と早期退職を両軸とするライフスタイルのことです。最近では色々な種類のFIREが提唱されています。詳細は以下の記事をご参照ください。

chikyu-pf.hatenablog.com


ブログやX(旧Twitter)でFIREの話題をよく目にします。色々な議論を見ていて、同じFIREでも上記の類型とは異なる次元で、2種類の志向に大別できることに気がつきました。端的に言うと、FIRE後にやりたい事があるか否か、で区分けできそうです。まだ名前が付いていないようなので、ここではとりあえず前者を「アクティブFIRE」、後者を「パッシブFIRE」と名付けておきます。

アクティブFIRE志向の人は、人生において達成したい事、やりたい事があり、その時間を確保するためにFIREします。世界中を旅行する、副業を本格化して本業にする、家族との体験を増やす、等々。彼らの多くは、おそらく仕事自体はそれほど嫌ではありません。しかし、会社員として働いていては本来やりたい事に時間を割けないため、FIREに踏み切ります。

パッシブFIRE志向の人は、これといってやりたい事はなく、単純に仕事が嫌でFIREします。彼らの多くは労働に絶望していて、奴隷状態から早く逃げ出したいと思っています。とにかく働きたくありません。定年まで働くなんてとても耐えられず、働かないで暮らしていけるよう準備をして、FIREに踏み切ります。

両者のうち「どちらが良いか」といった問題ではありません。単に性向、性質の違いです。しかし、両者はあまりにも考え方が異なるので、互いに理解し合うことが困難です。おそらく仕事や労働に対する価値観も根底から異なっています。

特にアクティブFIRE志向の人は、パッシブFIRE志向の人を全く理解できないかもしれません。アクティブFIRE志向の人は、定義上、仕事以外にやりたい事があります。そのため、パッシブFIRE志向の人に対して「一体何のためにFIREするの?」と疑問に思うことでしょう。中には「辞めてダラダラ生きるくらいなら働いていた方がマシ」という、ハイパーアクティブな猛者も居ます。

ちなみに、私はパッシブFIRE志向の人間です。退職後にやりたい事は特にありません。せいぜい散歩したり、図書館で本を読んだり、家でブログを書いたり、あるいはゲームでも出来れば十分です。これらは別に仕事をしながらでも実行可能ではあります。つまり、着眼点は「やりたい事」ではなく、あくまで「やりたくない事」(=仕事、労働)なのです。やりたい事をやるためにFIREするのではなく、やりたくない事を生活から排除するためにFIREします。

あれこれ言っていますが、要するに「働きたくない」だけです。働かずに、のんびりと心穏やかに生活していきたいです。特に私はうつ病&休職を経験しているので、労働は「やりたくない事」を通り越して、もはや脅威ですらあります。この脅威を人生から取り除く、これが最優先事項です。その後で何かやりたい事ができたら、それはそれで僥倖です。どっちでも良いので、早く3月にならないかな。

 

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