現在、米国債(AGG)を毎日250ドル上限で自動買付しています。この積立額を300ドル上限に増やすことにしました。基本的には先日の記事の考え方に基づいています。
AGGの現時点の単価は96.66ドルです。今後も100ドル弱で推移する場合、250ドル上限では2株、300ドル上限では3株購入できます。積立額自体は50ドルの増額に過ぎませんが、これによって地球PFにおける米国債の増え方は1.5倍になると期待できます。もちろん実際には単価が変動するので、そう期待通りにはいかないと思っています。
現在の地球PFのネックは、地球債の割合の少なさです。私は一括購入をあまり好まないため、積立で少しずつ割合を増やしています。先月ようやく、全体に占める地球債の割合が5%に到達しました。最終的には15~20%程度に持っていきたいと思っています。
FRBの強力の金融引き締めを背景に、米国債がかなり安くなっています。AGGがこれだけ安いのは、リーマン・ショック以来ではないでしょうか。地球債の割合増に向けて、この機会を活かすべきと判断しました。今後は更に下がるかもしれませんが、積立なのでそれはそれで良いです。
金融のプロから見れば、いま米国債を買い増すのは悪手かもしれません。ドルMMFで持っておけば、ほぼノーリスクでそれなりの利回りを得られます。しかし私の経験上、米国債をこれだけ安く買える機会はそうありません。実際そのせいで、地球株から地球PFへの移行が遅々として進みませんでした。
ただし地球PFのコンセプト上、スコープは米国債ではなく、あくまで地球債です。これによって地球債に占める米国債の割合が大きくなり過ぎたら、調整のためにBNDXをスポットで購入します。以前にも書いたかもしれませんが、こんな面倒なことをする理由は、AGGは買付手数料が無料、BNDXは有料だからです。BNDXの買付手数料も無料にしてほしいところですが、こればかりは仕方ないですね。
いずれにしても、地球PFの完成のためには地球債の割合増が必須です。この機会を利用して、地球PFへの移行を少しでも効率化できればと期待します。
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