地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

米、0.75%利上げ(4回連続)

FRBは昨日のFOMCで、政策金利の0.75%利上げを決定しました。利上げ幅は通常の3倍の大きさです。この大幅利上げが、今回で連続4回目となります。

もっとも今回の利上げ幅は以前からほぼ確実視されていて、既にその後の利上げペースが注目されていました。パウエル議長は記者会見で今後の利上げ幅縮小を示唆し、その時期は早ければ次回会合(12月)かるもしれないと述べました。今後の利上げペースは、これまでの金融引き締めの効果、実体経済に影響するまでのタイムラグ、経済情勢等を考慮して決めるとのことです。

ただしパウエル議長は、引き締めの不足や早過ぎる緩和は望まないと強調し、あらためてインフレ抑制に強く取り組む姿勢を示しました。市場関係者が政策転換を期待し、パウエル議長がFOMC後の会見でそれを打ち消す、という昨今よく見られる展開です。私は会見中には寝ていましたが、株価は利上げペース減速示唆で一時上昇するも、タカ派姿勢強調を受けて暴落、と激しく動いたようです。結局、蓋を開けてみれば大きく下落しています。

また会見では、利上げペースよりも「金利をどこまで上げるか」「その金利をどれくらい継続するか」が重要だと強調されました。最終的な金利水準は従来の想定よりも高くなったとのことです。FRBは来年中に政策金利を5%程度にまで引き上げようとしています。そうなれば、米国のリセッション入り(景気後退)は不可避と思われます。

今後、米国民はかなり厳しい状況に置かれるかもしれません。突き詰めれば、FRBは利上げ等で景気後退を引き起こし、労働者の賃金を抑え、消費を抑え込もうとしています。その結果インフレが抑えられます。一般庶民にとって非常に厳しい政策です。

また当然、地球PFへの影響も避けられません。地球株も地球債も米国の割合が大きいため、ともに暴落するはずです。まあ「仕込み時」だと思って、淡々と積立を継続していけば良いかなと思います。

先日、NHKの「映像の世紀 バタフライエフェクト」が1929年の大恐慌を取り上げていました。その感想をブログに書こうと思っていましたが、すっかり忘れていました。それは良いとして、近々訪れるかもしれないリセッションが、大恐慌の再現にならないことを祈るばかりです。

 

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