地球PF運用ブログ

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twitterで「通貨発行権」がトレンド入り

昨日、twitterのトレンドに「通貨発行権」が上がっていました。通貨発行権とは、文字通り通貨を発行する権利のことです。日本は通貨発行権を有する国です。私たちは日本の通貨「円」を用いて生活しています。

通貨発行権は近代国家にとって死活的に重要な権利です。そして地球PFにとっても非常に重要です。というのも、地球PFの成長の前提は、地球上の各国が自由かつ無制限に通貨を発行して、地球上でお金が増え続けることだからです。そのお金の行き先を極力捕捉するために、地球PFを通じて地球全体の資産を保有しようとしています。

そういうわけで「通貨発行権」のトレンド入りは個人的に少々嬉しいのです。しかし気にかかることがあります。関連ツイートは軒並み「政府はいくらでも通貨を発行できる」と主張しています。いわゆるMMTの影響を受けた方々なのでしょう。

通貨を過剰に発行すればインフレになってしまいますが、今回その点は横に置いておきます。気になるのは「政府が通貨を発行できる」という誤解です。確かに日本には通貨発行権があります。しかし現在の通貨制度では、この通貨発行権を独占的に行使できる主体は銀行です。

中央銀行が現金(紙幣)を発行し、民間銀行が預金を発行しています。お金をゼロから「創造」しているのは、政府ではなく銀行なのです。政府はそのお金を借りている(国債発行)だけです。

 

(出典)お金と労働と地球株 - 1-4. 利用者全体のお金

 

なお、厳密に言えば政府も硬貨を発行しています。1円玉とか100円玉とかですね。しかし硬貨は、お金の流通量全体から見れば極僅かです。世の中のほとんどのお金は、預金か紙幣の形で流通しています。

私がこういった事柄に関心を抱いたのは、かれこれ20年近く前です。当時は通貨発行権信用創造といった概念に興味を持つ人は少なく、資料を探すのに苦労しました。それが今やtwitterのトレンドに「通貨発行権」が上がる時代です。まさに隔世の感があります。お金に対する世の中の理解が一段と深まる時代が来ているのかもしれません。

 

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