来週はいよいよ参院選ですね。自分用のメモも兼ねて、各党の公約を超ざっくり整理しました。
各党とも公約で幅広い分野に触れていますが、その中から私が注目している情報を中心に抜粋しているので、どうしても、ある種の偏りが生じてしまいます。ここでは経済と外交を中心にまとめています。私は特に経済政策に関心があるため、そっち寄りの情報が多いです。
各党の公約(経済、外交、その他)
- 自民党
- 経済:「新しい資本主義」→ 強い経済、豊かさ実感へ。
- 外交:国防予算をGDP比2%以上に。
- その他:経済安全保障政策推進。
- 立憲民主党
- 経済:「高物価と戦う」→ 日銀政策見直し。
- 外交:防衛力整備も、総額ありきの予算に反対。
- その他:時限的に消費減税。
- 公明党
- 日本維新の会
- 経済:「日本大改革」→ 税制、規制等を改革。
- 外交:「積極防衛能力」の構築。
- その他:積極財政、金融緩和。BI導入。
- 国民民主党
- 共産党
- 経済:「やさしく強い経済」→ 新自由主義を転換。
- 外交:安保法制廃止。国防予算増に反対。
- その他:大企業優遇税制廃止。
- れいわ新選組
- 社民党
- NHK党
各党とも、選挙前には「夢いっぱい」な公約を掲げます。全体的に、大きな予算を要する政策が多いです。その割に「財源をどうするのか」の説明が弱いか、あるいは無理があるんじゃないかな、という印象を受けました。
政府がお金が調達するには、基本的に以下の2つの方法しかありません。
- 税金(民間から取る)
- 国債(借金する)
今の経済状況でこれ以上の増税は難しいでしょうし、かと言って政府債務は既に膨大です。ひとたび選挙が終われば、公約の実現にどれほどの予算が必要なのか、税金と国債発行のどちらで賄うのか、その割合をどうするのか、といった難しい検討と決断が待っています。
昨今、MMT(現代貨幣理論)の考え方を背景に「税金は財源ではない」と主張する方も一部居られますが、それは結局「全ての予算を国債で賄う」ということと同義です。
たかが一票、されど一票。まだ投票日までに1週間あるので、日本の未来を託せる政党と候補者を選びたいと思います。
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